赤線と青線の決定的な違いとは?地図の境界線と消滅の全貌を解明
赤線と青線の決定的な違いとは?地図の境界線と消滅の全貌を解明に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。最新データをチェックしましょう。
一般に「どちらも昔の風俗街」とひとまとめにされがちですが、法的位置づけ、店舗の建築構造、警察の介入度合い、そしてそこで働いていた女性たちの置かれた境遇には天と地ほどの開きがありました。昭和20年代から30年代前半にかけての両者の実態を比較分析したデータは以下の通りです。
最大の違いは「衛生と秩序の維持」を盾にした行政管理の有無でした。赤線で働く給仕婦(事実上の売春従事者)には、警察・保健所による定期的な性病検診が義務付けられ、合格印のない女性は店に立つことが許されませんでした。当時の店主たちは「特飲組合」を結成し、地元警察署への協力や陳情を通じて営業の既得権益を強固に守ろうとしたのです。
一方の青線は、スタンドバーや小料理屋の看板を掲げながら、奥の小部屋や2階の屋根裏で密かに客を取る「もぐり営業」でした。検診義務がないため性病感染のリスクが極めて高く、暴力団組織の資金源となっていたケースも少なくありませんでした。赤線の業者側からは「無許可の不当廉売で風紀を乱す存在」として敵視され、警察への密告合戦が日常茶飯事で行われていたのが当時の実態です。