阪神の歓喜と山本由伸の伝説——2023年プロ野球ベストナインが示した球界の転換点
阪神の歓喜と山本由伸の伝説——2023年プロ野球ベストナインが示した球界の転換点の全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。
パ・リーグの投手部門は、もはや議論の余地すら存在しなかった。オリックスのエース・山本由伸が3年連続となるベストナインを獲得。前人未到となる2年連続のノーヒットノーラン達成、そして3年連続の投手四冠(最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率)という異次元の無双ぶりは、NPBの長い歴史においても異彩を放つ金字塔だ。
2023年の山本は、150キロ後半のストレート、落差の大きいフォーク、手元で急鋭に変化するカットボールの精度が極限に達していた。渡米前のラストシーズンで見せた圧倒的なマウンド捌き。「日本の規格に収まりきらない怪物」が残したこのベストナインは、最高峰メジャーリーグへの最強のパスポートとなった。また、セ・リーグでは最多勝と最優秀防御率の2冠に輝いたDeNAの東克樹が初受賞を果たし、復活のストーリーを見事に完結させている。