「又は」と「若しくは」の違いを徹底解説!契約書・公用文の階層ルール
「又は」と「若しくは」の違いを徹底解説!契約書・公用文の階層ルールの見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。
法令や公用文、契約実務において、「又は(または)」と「若しくは(もしくは)」はどちらも「AかBのいずれか」を選ぶ選択的接続詞です。辞書的な意味そのものに違いはありません。決定的な違いは、「言葉が属する階層(グループの大きさ)」にあります。
日本の法制執務や公務員の文書作成基準では、文章の論理構造を明快にするため、次のような優先順位が定められています。
・1段階の単純な選択:常に「又は」を使用する(「若しくは」は単独で使わない)
・2段階以上の階層的な選択:大きなグループの区切りに「又は」、その内側にある小さなグループの区切りに「若しくは」を使用する
つまり、「若しくは」は「又は」という大枠の選択肢が存在して初めて登場する、いわば「サブの選択肢をつなぐ接続詞」です。この順番の仕組みを押さえておくだけで、複雑な条文や規程も瞬時に構造を把握できるようになります。