抜毛症の治療法と病院選び|認知行動療法と自分で治す最新アプローチ

抜毛症の治療法と病院選び|認知行動療法と自分で治す最新アプローチの全体像を詳しく解説してご紹介します。

抜毛症に悩む方が最初に直面するハードルが、「一体どこの診療科へ行けばよいのか」という疑問です。結論から述べると、頭皮や毛根のダメージ状態と、引き抜く衝動の強さに応じて「皮膚科」と「心療内科・精神科」を適切に使い分ける、あるいは併用するのが確実なアプローチとなります。

まず、抜毛によって頭皮に赤みや湿疹、化膿などの炎症が起きている場合や、「円形脱毛症など他の脱毛性疾患と見分けがつかない」という段階では、皮膚科での相談が推奨されます。皮膚科医はダーモスコピー(特殊な拡大鏡)などを用いて毛根の状態を診断し、毛母細胞の損傷度合いを確認したうえで、頭皮環境を整える外用薬などを処方します。ただし、皮膚科は「生じた皮膚症状のケア」が主目的となるため、「髪を引き抜いてしまう衝動そのもの」を止める根本治療には至らないケースが一般的です。

一方、髪を抜く衝動がコントロールできない、強い不安や抑うつ感を伴う、日常生活や対人関係に支障が出ているといった根本的な治療を目指す場合は、心療内科や精神科、または臨床心理士・公認心理師が在籍するカウンセリング施設の受診が必要です。特に思春期前後の子どもの場合は、小児科や児童精神科を標榜するクリニックが望ましい受け皿となります。受診時は「いつ頃から」「どのような状況で」「どの部位を抜いてしまうか」をメモにまとめて持参すると、診察がスムーズに進みます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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