ポワントとは?トゥシューズとの違いや初心者が安全に履く基準と選び方
ポワントとは?トゥシューズとの違いや初心者が安全に履く基準と選び方の疑問点について、専門知識を詳しくお届けします。
バレエの世界で日常的に使われる「ポワント」という言葉は、フランス語の「pointe(尖った先端・つま先)」に由来しています。足先を完全に伸ばしてつま先立ちになる状態、あるいはその姿勢を可能にする専用の靴そのものを指します。
よく疑問に持たれるのが「ポワント」と「トゥシューズ」の違いですが、両者は言語が異なるだけで同一のアイテムを指しています。ポワントはフランス語、トゥシューズ(Pointe shoes / Toe shoes)は英語であり、日本のバレエスタジオや専門誌ではどちらの呼称も日常的に用いられています。格式ある指導現場やプロフェッショナルの間では、フランス語由来の「ポワント」と呼ばれる頻度が高い傾向にあります。
一方で、レッスンを始めたばかりの初心者が履く一般的な「バレエシューズ」と「ポワント」には決定的な構造差が存在します。バレエシューズは布(キャンバス)や本革で作られた柔らかい靴で、足裏の筋肉を鍛え、床を掴む感覚を養うためのトレーニング用です。これに対してポワントは、つま先立ち(ポワントポジション)で全体重を支えられるよう、特殊な硬化加工が施されています。
ポワントの先端部分は「プラットフォーム」と呼ばれる平らな面になっており、内部のボックスとともに足指を包み込みます。この数平方センチメートルという極めて狭い面積の上に、ダンサーの全体重と運動エネルギーが集約される仕組みです。