切って浮かべるだけ?アナカリスを爆殖させる増やし方と枯れる原因
切って浮かべるだけ?アナカリスを爆殖させる増やし方と枯れる原因についての最新情報をご紹介します。
アナカリスは万能の水草と評されることが多いものの、すべての水槽レイアウトにおいて最適解となるわけではありません。水槽の飼育目的や維持管理スタイルに応じた明確な「向き・不向き」が存在します。
アナカリスの導入を強く推奨できる環境
- 屋外・屋内のメダカ繁殖水槽:産卵床としての機能、水質浄化能力、隠れ家形成のすべてが合致し、コストパフォーマンスも最高峰です。
- ろ過フィルターを設置しない低密度飼育(ボトルアクアリウム等):アナカリスの強力な硝酸塩吸収能力が天然の浄化フィルターとして作動し、無換気・無加温でも安定した生態系を構築できます。
- 立ち上げ初期のパイロット水槽:水槽セット初期に発生しやすい過剰な富栄養化を、アナカリスを浮かべておくことで急速に吸収し、初期コケの大発生を抑え込むことができます。
導入に慎重になるべき、またはおすすめできない環境
- CO2を添加した超高光量ネイチャーアクアリウム:爆発的な成長スピードが仇となり、1週間で水槽全体を覆い尽くします。他の成長の遅い水草(アヌビアスや有茎水草の前景草)への光を遮光するため、数日おきのトリミング地獄に追われることになります。
- 南米産カラシンなどをメインとした軟水・強酸性水槽:pHが5.0〜5.8程度まで下がるピートやソイルを効かせたブラックウォーター環境では、アナカリスの成長点が溶けて崩壊し、かえって水質を悪化させる原因になります。
- 水草をレイアウト通りに整然と固定したい美観重視の水槽:アナカリスは直立して綺麗に並ぶ性質が弱く、光の方向に向かって縦横無尽に曲がりくねりながら伸び、途中から白い不定根を無数に伸ばします。ダッチアクアリウムのような幾何学的美観を求める水景には不向きです。