『銀魂』神楽の兄・神威の正体とは?星海坊主との確執と最終回の結末

『銀魂』神楽の兄・神威の正体とは?星海坊主との確執と最終回の結末の重要なポイントについて、最新情報を詳しくお届けします。

神威を語る上で避けて通れないのが、父である星海坊主(神晃)との凄絶な確執です。かつて神威が父親の左腕を切り落とし、激昂した星海坊主が理性を失って神威を殺しかけた事件は、幼少期の神楽に消えないトラウマを植え付けました。一見すると「夜兎の親殺しの風習」に憑りつかれた凶行に見えましたが、物語中盤の「洛陽決戦篇」にて、その裏に隠された痛切な真実が明かされます。

発端は、兄妹の最愛の母親である江華(こうか)の存在でした。江華は惑星・徨安(こうあん)のアルタナによって生まれた不死の存在であり、故郷の星を離れると生命エネルギーが尽きて徐々に衰弱していく運命を背負っていました。星海坊主は妻を救うため、母星を離れて宇宙中を飛び回り治療法を探し続けますが、その間、幼い神威は病床で苦しむ母と幼い妹をたった一人で守らなければならなかったのです。

母親が死に瀕しているのは「家族を作って母星から連れ出した父親のせいだ」という激しい怒りと、家族を守る力が自分にないという焦燥感。それらが神威を極限まで追い詰めました。母を救うために自分自身が最強になるしかないと思い詰めた神威は、父を越えようと奇襲を仕掛け、星海坊主の腕を切り落とす惨劇へと至ったのです。つまり、彼の非情な強さへの執着は、「あまりにも純粋な家族への愛と、自らの弱さへの絶望」が反転した哀しい防衛本能でした。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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