Snsで話題「なんだこの階段は」登れば壁…謎の無用階段ができた真相

Snsで話題「なんだこの階段は」登れば壁…謎の無用階段ができた真相の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。

多くの人が真っ先に疑うのは「施工時のミス」ですが、専門的な建築事情を調査すると、実は計画的な改修や解体の結果として意図せず生まれたケースが圧倒的多数を占めています。

本来、階段は「人とフロアを繋ぐ」という明確な実用目的を持って多額の費用をかけて建設されます。最初から壁に向かって階段を作るような設計ミスは、建築基準法や完了検査の観点からも基本的に起こり得ません。では、なぜ「無用階段」と化してしまったのでしょうか。主な理由は以下の3点に集約されます。

① 接続先の建物や部屋が解体・減築された
もともと隣り合う別棟や2階の居室へ通じる渡り廊下・出入口が存在していたものの、建物の老朽化やリフォームによって接続先のみが取り壊され、階段部分だけが敷地内に残置されたケースです。

② 出入口が防犯や用途変更で塞がれた
かつてアパートの共同玄関や店舗の勝手口だった扉が、防犯上の理由や間取り変更によって内側から壁で塞がれ、外階段だけがそのまま放置されるパターンです。

③ 撤去費用を抑えるための残置
コンクリート製や鉄骨の階段を完全に解体・撤去するには、足場の設置や廃材処理を含め数百万円規模の工事費がかかる場合があります。構造上、階段を残しても建物の安全性に問題がない場合、コスト削減のために「機能だけを殺して現物を残す」という判断が下されることが少なくありません。

山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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