爪が割れる・縦筋は甲状腺機能低下症のサイン?原因と受診目安
爪が割れる・縦筋は甲状腺機能低下症のサイン?原因と受診目安について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
Q1:爪に縦線が入っているだけで、他の症状がなければ甲状腺の病気ではありませんか?
A1:爪の縦線単独であれば、加齢による生理現象(爪のシワのようなもの)や乾燥の可能性が高いと言えます。ただし、縦溝が非常に深く爪が割れやすい場合や、以前と比べて爪の伸びが極端に遅くなったと感じる場合は、無症状に近い初期の潜在性甲状腺機能低下症が隠れていることもあるため、気になる変化が続く場合は血液検査をおすすめします。
Q2:橋本病による爪の変形は、ホルモン剤(チラージン)を飲めば元に戻りますか?
A2:完全に元に戻ります。チラージンを服用して体内の甲状腺ホルモン値が適正範囲(基準値内)に保たれれば、爪母の細胞分裂が正常化します。服用開始から数カ月かけて新しく生えてくる爪は、以前のような滑らかさと弾力性を取り戻します。
Q3:皮膚科を受診しても甲状腺の病気は見つけてもらえますか?
A3:経験豊富な皮膚科専門医であれば、爪の状態や問診から甲状腺疾患を疑い、内分泌内科への紹介状を書いてくれるケースもあります。しかし、皮膚科では外用薬(保湿剤やステロイド)の処方にとどまることもあるため、倦怠感やむくみなどの全身症状がある場合は、最初から内分泌内科を受診するか、皮膚科医にはっきりと全身の不調を伝えることが大切です。