建築基準法通りは危険?登りやすい階段の黄金比と後悔ゼロの寸法設計
建築基準法通りは危険?登りやすい階段の黄金比と後悔ゼロの寸法設計に関する知りたいポイントをわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。
階段の昇降において、足腰に負担をかけずスムーズに移動できるバランスには確立された計算式が存在します。それが人間工学に基づく階段寸法黄金比計算式です。
【階段の黄金比計算式】
2R + T = 60〜63cm
(※R=蹴上げ/Riser、T=踏面/Tread)
日本人の平均的な歩幅(約60〜63cm)に合わせ、足を1段持ち上げる運動量(2R)と前に進む運動量(T)の合計をこの範囲に収めることで、無理のない自然な歩行リズムが生まれます。階段勾配を緩やかに計算する際、この黄金比は最も信頼できる指標となります。
現代の木造戸建て住宅において、実用性と省スペース性を兼ね備えた黄金バランスとして強く推奨されるのが蹴上20cm踏面25cmの設定です。
- 計算例:(20cm × 2)+ 25cm = 65cm(ゆったり登れる緩やかな設定)
- より標準的な例:蹴上げ19cm・踏面24cm = 62cm(黄金比のド真ん中)
蹴上げが20cm以下になると太ももを持ち上げる負荷が劇的に減り、踏面が25cm確保されていれば足裏全体がしっかり接地するため、下り時の恐怖感がほぼ解消されます。