2026年、下町レトロと最新トレンドが交差する「錦糸町」——路地裏の名店から絶景ロースタリーまで追うカフェカルチャーの今
2026年、下町レトロと最新トレンドが交差する「錦糸町」——路地裏の名店から絶景ロースタリーまで追うカフェカルチャーの今の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
錦糸町の街を歩くと、まず驚かされるのが新旧の対比だ。創業数十年を誇る老舗の喫茶店では、ネルドリップで丁寧に淹れられた深煎りコーヒーとサイフォンが立てるコトコトという音が、今もゆったりとした時間を刻んでいる。銅板で焼く厚切りトーストや昔ながらの硬めプリンを求めて、若い世代や外国人観光客が列をなす光景も珍しくない。
一方で、一歩路地に入れば、世界各地のシングルオリジン豆を自社焙煎するミニマルなコーヒースタンドが顔を出す。バリスタが豆の産地や精製方法、抽出温度のこだわりを語り、客と気さくに言葉を交わす。伝統を守る職人と、新しい波を創り出す若きロースター。このふたつが喧嘩することなく、心地よいグラデーションを描いているのがこのエリアの強みだ。