統一教会の息子たちが米で銃を持つ理由|後継者争いと分裂の真相

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旧統一教会の歴史を振り返ると、現在の泥沼化した分裂劇は、創始者ファミリー内の「正統性」をめぐる主導権争いに端を発しています。文鮮明氏が生前に後継者として指名したのは、ハーバード大学で宗教学を修めた七男の文亨進(ムン・ヒョンジン)氏でした。2008年、文鮮明氏は亨進氏を世界会長に任命し、事実上の後継指名セレモニーを行っています。

しかし、2012年9月に文鮮明氏が92歳で死去すると、状況は一変しました。実母である韓鶴子総裁が教団の実権を掌握し、自らを「原罪なく生まれた神の独り娘(独生女・トクセンニョ)」と位置づける新たな教理を強力に打ち出したのです。この教義変更は、文鮮明氏の血統こそが絶対であると信じる息子たちにとって、父親の権威を否定する背任行為に他なりませんでした。

当時、教団の財団理事長としてグループ企業を統括していた四男の文國進(ムン・クッチン)氏や、後継者と目されていた七男・文亨進氏は、韓鶴子氏を取り巻く幹部グループと激しく対立。結果としてすべての役職を解任され、教団中枢から事実上追放される事態となりました。手記や信徒向け説教動画の中で、文亨進氏は母・韓鶴子氏を「バビロンの淫婦」「お父様(文鮮明)の立場を奪った簒奪者」と激しい言葉で批判しており、修復不可能な亀裂が決定的となったのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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