中国の偽物ディズニーランドの真相と結末!石景山遊楽園の現在の姿
中国の偽物ディズニーランドの真相と結末!石景山遊楽園の現在の姿の要点を分かりやすくまとめてご紹介します。
事態は単なるB級スポットの珍事にとどまらず、国家間の外交問題へと急速に発展しました。米国のウォルト・ディズニー・カンパニーは即座に調査を開始し、公然たる著作権侵害とディズニー公式の対応として、中国当局および園側に対して厳重な抗議と法的措置を辞さない構えを明確に打ち出しました。折しも米国通商代表部(USTR)が中国の知的財産権侵害について世界貿易機関(WTO)に提訴していた時期と重なり、石景山遊楽園の問題は「知的財産権を軽視する中国」の決定的な証拠として国際社会の標的にされたのです。
この国際的包囲網に最も危機感を募らせたのは、他ならぬ中国政府(国務院)と北京市当局でした。翌年2008年8月には国家の威信をかけた「北京オリンピック」の開催を控えており、首都・北京の公営企業が運営する遊園地で白昼堂々と海賊版キャラクターが闊歩している事態は、国家的な赤恥以外の何物でもありませんでした。
事態の急変に伴い、北京市工商行政管理局や知的財産権局が現場への立ち入り調査を電撃実施。これが決定的なパクリキャラクターの撤去理由となりました。行政指導を受けた園側は、それまでの強気な姿勢を一変させます。2007年5月中旬の深夜、報道陣が去った園内では突貫工事が行われ、「ディズニーは遠すぎる」という看板のペンキ塗り替え、着ぐるみの廃棄処分、壁画やオブジェの削り取り作業が一夜にして敢行されました。
その結果、翌朝には園内からミッキーや白雪姫に似た造形物が跡形もなく消え去りました。これが、世界中を騒然とさせた「偽物ディズニーランドの結末」の実情です。ディズニーとの泥沼の裁判闘争に持ち込まれる前に、国家指導部による政治的判断で強制的に幕が引かれた形となりました。