「バールのようなもの」なぜ事件報道で連呼?警察が断定を避ける真相

「バールのようなもの」なぜ事件報道で連呼?警察が断定を避ける真相の疑問点について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

では、事件現場で実際に使われている器具の正体とは何なのでしょうか。侵入窃盗の手口に詳しい防犯専門家や過去の検挙事例を紐解くと、私たちが想像する一般的な釘抜き付きバール以外の工具が数多く浮かび上がってきます。

犯行現場で「バールのようなもの」として分類され、のちに押収される主な器具には以下のものがあります。

・タイヤレバー(タイヤ着脱工具):自動車やバイクの整備に用いられる頑丈な金属棒。先端が平たく薄いためドアの隙間に差し込みやすく、全長が長いため強いテコの原理が働きます。

・大型マイナスドライバー(貫通ドライバー):柄の末端まで金属が通っているタイプで、ハンマーで叩き込んで隙間を広げる荒っぽい手口で多用されます。

・平タガネ(チゼル):金属やコンクリートを削るための工具で、頑強さと鋭い先端を兼ね備えています。

・特注・加工された解体用工具:防犯性の高いディンプルキーや焼き入れ鋼プレートを破壊するため、工具の先端をグラインダーで鋭角に削るなど、窃盗グループが独自に改造した器具です。

これらはすべて、被害箇所に「テコの力でこじ開けた平たい圧痕」を残します。ホームセンターで購入できる一般的なバールと機能面・形状面でほとんど差がないため、実物を押収するまでは総称して「バールのようなもの」と呼ぶしかない実情があります。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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