日本の防空識別圏(Jadiz)と領空の違いは?緊迫スクランブルの真相
日本の防空識別圏(Jadiz)と領空の違いは?緊迫スクランブルの真相について押さえておきたい 注意点を分かりやすい構成で解説いたします。
Q1:日本の防空識別圏(JADIZ)の範囲はどこまで広がっていますか?
A1:日本海、オホーツク海、太平洋、東シナ海の公海上空に広く設定されています。北は北方領土周辺、西は与那国島の西側まで及び、日本の領空を取り囲むように設定されています。詳細なラインは防衛省訓令で緯度・経度の座標として厳密に定められています。
Q2:中国が設定した東シナ海防空識別圏に対して、日本の航空会社はどう対応していますか?
A2:日本政府(国土交通省・防衛省)は中国側の防空識別圏設定を認めていないため、国内の航空各社(JAL、ANA等)に対して中国当局への事前計画提出を行わないよう要請しています。現在も日本の民間定期便は通常の国際ルールに従って運航を続けています。
Q3:自衛隊のスクランブル発進の年間回数は増えているのですか?
A3:冷戦期(1980年代)はソ連機を対象に年間900回前後を記録していましたが、冷戦終結後に一旦減少しました。しかし2010年代以降、中国軍機の活動活発化に伴い再び急増し、近年は年間約600回から1,000回前後の高水準で推移しています。