ロピアとコストコの関係を徹底解剖!和製と称される真実と選ぶべき基準
ロピアとコストコの関係を徹底解剖!和製と称される真実と選ぶべき基準にまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
資本関係が皆無であるにもかかわらず、消費者がロピアに足を踏み入れた際に「まるでコストコのようだ」と既視感を覚える理由は、意図的に設計された売場体験と商品設計にあります。
ロピアの店頭には、1キログラムを超えるメガ盛りの精肉パック、直径30センチメートル級のホールピザ、巨大なパエリアやサーモン寿司が並びます。さらに天井から吊り下げられた大きなPOPや、段ボール箱をそのまま積み上げて陳列するスタイル、コイン返却式(100円硬貨投入型)の大型ショッピングカートなど、視覚的・体感的なアプローチがコストコを強く彷彿とさせます。
こうした共通点について、OICグループを率いる高木勇輔社長の経営方針をたどると、合理的な理由が見えてきます。高木社長は自ら国内外の先進的な小売チェーンを綿密に研究しており、米国流通業のダイナミズムや、買い物そのものをレジャーに変えるテーマパーク的な演出を貪欲に取り入れてきました。ロピアが掲げるスローガン「食のテーマパーク」は、まさにコストコが誇る「買い物の高揚感」を日本型のスーパーマーケットにローカライズした結晶といえます。
ただし、ロピアの真髄は単なる模倣にとどまりません。最大の特徴は、本部主導ではなく各店舗の各売場チーフに仕入れ・値付け・売場作りの全権を委譲する「事業部制(1970年代型個店経営)」を採用している点です。米国の合理主義を徹底するコストコに対し、ロピアは現場のチーフが「今日仕入れた肉をどう売り切るか」を即断即決する人間臭い商売哲学を融合させており、これが圧倒的な商品力と活気を生み出しています。