独裁者チャウシェスク隠蔽財産の闇:秘密警察暴走と崩壊劇の真相
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かつて東欧ブロックの中でも異色の自主独立路線を掲げたルーマニア共産党だが、その実態は一個人の自尊心を満たすための実験場に過ぎなかった。1970年代に導入した西側からの巨額外債を完済するため、政権は過酷を極める「極度節約政策」を強行。暖房の使用を制限し、食料はすべて輸出に回された。冬のブカレストで、市民は暗闇と寒さの中でパンの配給に何時間も並ぶことを余儀なくされたのである。
ニコラエ・チャウシェスクによる経済の私物化は、共産主義の理念そのものを根底から破綻させた。産業構造の歪みと国民生活の崩壊は、党内部にも深刻な不満を蓄積させていく。もはやルーマニア共産党は統治能力を失っており、暴力と恐怖だけで国家を繋ぎ止める限界に達していた。