カート・コバーンの死の真相|遺書が明かす伝説の光と闇
カート・コバーンの死の真相|遺書が明かす伝説の光と闇の詳細解説を解説します。専門的な知識が満載です。
カート・コバーンが体現した「グランジ(薄汚れた、ゴミのような)」スタイルは、計算されたトレンドではなく、貧しさやパンクのDIY精神から生まれた必然でした。しかし皮肉なことに、それは世界中のファッションシーンを決定的に変えてしまいます。
ボロボロのネルシャツ、穴の空いたヴィンテージデニム、ジャックパーセルやオールスターの履き古したスニーカー、そしてオーバル型のサングラス。なかでも1993年の『MTV Unplugged in New York』で着用したオリーブグリーンのモヘアカーディガンは伝説となっています。タバコの焼け焦げ跡やボタンが欠けたまま出品されたこのカーディガンは、オークションで約33万4,000ドル(当時のレートで約3,600万円)という記録的な価格で落札されました。
使用楽器にも強いこだわりとオリジナリティがありました。左利きだったカートは、当時安価で手に入りやすかったフェンダーのジャガー(Fender Jaguar)やムスタング(Mustang)を好んで愛用。ピックアップをハムバッカーに改造し、歪んだヘビーなサウンドを響かせました。後には自ら両モデルの長所をスケッチしてデザインした特注シグネチャーモデル「ジャグスタング(Jag-Stang)」をフェンダー社と共同開発しています。