長与千種とダンプ松本の真実|髪切り死闘の舞台裏と現在の深い絆
長与千種とダンプ松本の真実|髪切り死闘の舞台裏と現在の深い絆の要点を丁寧に掘り下げてご紹介します。
リング上の凄惨な殺し合いから、世間一般では「長与千種とダンプ松本は私生活でも激しい不仲であり、口も利かない関係」と長年信じられてきました。しかし、関係者の証言や当時の巡業ルールを掘り下げると、まったく異なる真実が浮き彫りになります。
全女には当時、ベビーフェイス(善玉)とヒール(悪玉)の私的な会話を固く禁じる「隔離方針」が存在していました。移動バスは別、宿泊するホテルや食事の場所も分けられ、会場の控室も正反対の場所に配置されていました。もし二人が親しげに話しているところを目撃されれば、フロントから厳しい罰金や叱責が科される体制だったのです。
しかし、二人は1980年入校の同期生(昭和55年組)。新人時代、合宿所で同じ釜の飯を食い、互いに落ちこぼれとして苦しい下積み時代を支え合った戦友でした。ダンプ松本は当時の心境について、「リングの上では本気で千種を潰すつもりでいかなければ、千種の光が死んでしまう」「あいつを最も輝かせる悪役でいることが自分の使命だった」と回顧しています。互いのプロ意識の高さゆえに私情を捨て、リング上での完全な敵対を演じ切っていたのが実態でした。