燃えろガンダムの正体とは?初代Op曲名の誤解とGガンダムの真相解明
燃えろガンダムの正体とは?初代Op曲名の誤解とGガンダムの真相解明について詳しく解説いたします。専門家の見解をお届けします。
結論から申し上げると、「燃えろガンダム」というフレーズの正体は、1979年に放送されたシリーズ原点『機動戦士ガンダム』のオープニング主題歌『翔べ!ガンダム』(作詞:井荻麟/作曲:渡辺岳夫/編曲:松山祐士/歌:池田鴻)の歌詞に対する「記憶の変形と上書き」です。 多くの人が「あの曲のタイトルは何だったか」と思い返す際、脳内で再生されるのはイントロ直後に響き渡る池田鴻氏のパワフルな咆哮です。 「燃えあがれ 燃えあがれ 燃えあがれ ガンダム」 この楽曲において「燃えあがれ」というフレーズは、わずか3分足らずの尺の中で実に計9回(フルコーラスで3番まで各3回)も連呼されます。これに対し、正式タイトルであるはずの「翔べ」という単語は、サビの後半で「翔べ ガンダム」と計3回登場するに過ぎません。 音響工学的にも「モ・エ・ア・ガ・レ」の濁音と母音「エ・ア」の連続は、日本人の耳に極めて強いアタック感(音の立ち上がりインパクト)を残します。人間の短期記憶および長期記憶の検索インデックスにおいて、最も感情を揺さぶられたフック部分が「燃えろ」というより命令調でコンパクトな動詞へと簡略化され、「燃えろガンダム」という非実在のタイトルとして脳内にアーカイブされてしまう構造がここにあります。 さらに、作詞を手掛けた「井荻麟」こと総監督の富野由悠季氏が仕掛けたケレン味あふれる歌詞世界と、歌手・池田鴻氏の低音の利いた重厚な歌声が、当時の少年たちの心へ強烈な刻印を押した結果、曲名よりも「燃え」という概念そのものが一人歩きを始めました。