なぜ熊害は急増したのか?遭遇時の致死行動と生存を分ける真実

なぜ熊害は急増したのか?遭遇時の致死行動と生存を分ける真実とは一体何なのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

「突然目の前に現れたとき、パニックを起こして背中を見せて逃げ出すこと。これこそが最も生存率を低下させる致死行動です」。山﨑晃司(クマ研究者・東京農業大学教授)はそう警鐘を鳴らす。背を向けて走る動物に対し、クマは捕食本能を刺激され、時速40キロを超える猛スピードで追撃してくる。大声を上げて暴れる行為も、相手を逆上させる要因にしかならない。

避難対策の真相は至って静的だ。視線を逸らさず、熊の動きを凝視しながらゆっくりと後退する。もし至近距離で襲撃を免れない場合は、うつ伏せになり両手で後頭部と首元を固くガードし、致命傷を防ぐ姿勢をとるほかない。生還の成否を分けるのは、知識に裏打ちされた冷静さに他ならない。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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