安全性と何が違う?薬の「忍容性」とは|治験で最も重視される理由を徹底解説
安全性と何が違う?薬の「忍容性」とは|治験で最も重視される理由を徹底解説についての真相をご紹介します。
薬の評価を行う際、医療の世界では「有効性」「安全性」「忍容性」という3つの柱を厳密に区別して評価します。一般の患者や家族が最も混同しやすいのが、安全性と忍容性の境界線です。
客観的な臓器毒性や致命的リスクの有無を測る「安全性」に対し、忍容性は「患者がその副作用を抱えながら生活し、治療を続けられるか」という主観と臨床現場の現実に重きを置きます。3要素の相違点は以下の通りです。
例えば、血液検査上の肝機能や腎機能に一切の異常が出ず、命に関わるリスクがない薬(=安全性が高い)であっても、服用直後から激しいめまいと吐き気が丸一日続き、食事も摂れずにベッドから起き上がれなくなる場合、「安全性は確認されたが、忍容性は著しく不良である」と判断されます。治療の成否を分けるのは、安全性と忍容性の両立です。