インフルエンザと胃腸炎の併発と見分け方!発熱・嘔吐下痢の対処法
インフルエンザと胃腸炎の併発と見分け方!発熱・嘔吐下痢の対処法の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
医療機関の問診で頻出する疑問が、「インフルエンザと胃腸炎は同時にかかるのか」という点です。結論から述べると、インフルエンザと胃腸炎の同時感染(重複感染)は医学的に起こり得ます。異なるウイルス(例えばインフルエンザウイルスとノロウイルス)は感染経路や標的となる受容体が異なるため、免疫力が低下している環境下では双方が体内で同時に増殖するケースが報告されています。
しかし、小児科や内科の臨床統計において、発熱・嘔吐・下痢が揃った患者の約8割以上は「重複感染」ではなく、以下のいずれかの単独感染であるケースが大半を占めます。
- インフルエンザB型による胃腸症状:呼吸器だけでなく消化器官にも炎症が波及し、38度以上の発熱とともに強い吐き気や腹痛を伴うパターン。
- ウイルス性胃腸炎に伴う発熱:ノロウイルスやロタウイルス、アデノウイルスが原因で、激しい下痢・嘔吐に加えて38度前後の発熱を伴うパターン。
特に近年の臨床データでは、インフルエンザA型の収束期にB型が流行する傾向が定着しており、春先にかけて「胃腸炎に似たインフルエンザ」の受診者が急増することが分かっています。自己判断で片方のみを疑うのではなく、両面を視野に入れた慎重な見極めが求められます。