街の死角に潜む刃の正体とは?無差別殺傷の心理と命を守る防犯術
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無差別殺傷に手を染める凶行の主は、どのような心理状態にあるのか。法務省や科学警察研究所(科警研)が過去の事案を詳細に分析した研究報告書によれば、犯行の動機は大きくいくつかの類型に集約される。「自己の境遇への不満による社会への報復」「自殺願望に伴う拡大自殺」「刑務所に入りたいという逃避願望」などだ。
犯罪心理学の分野において、プロファイリングの基礎を築いた元FBI捜査官ロバート・K・レスラーの研究は日本国内の分析手法にも多大な影響を与えた。国内の第一人者である越智啓太教授らの知見を通じても、通り魔犯罪者の多くが「他責的思考」と「極度の社会的孤立」を抱えている実態が浮き彫りになっている。自らの挫折や孤立の原因をすべて社会や他人のせいにし、理不尽な暴発によって存在を誇示しようとする歪んだ承認欲求が潜んでいるのだ。