桃太郎「鬼の復讐」と謎の海写真|Sns拡散の真相と裏設定を追う

桃太郎「鬼の復讐」と謎の海写真|Sns拡散の真相と裏設定を追うに関する専門家の意見を詳しく解説いたします。

多くのネットユーザーが最も気に留めている疑問は、「添付されている海の写真はどこで、誰が撮影したものなのか」という点に尽きます。編集部が画像解析ツールおよび類似画像検索を用いて徹底照合を行ったところ、拡散されているビジュアルには大きく分けて2つのパターンが存在することが判明しました。

1つ目は、香川県高松市の沖合に浮かぶ女木島(めぎじま)の海岸線風景です。女木島は島内に巨大な洞窟(鬼ヶ島大洞窟)が存在することから、古くから「桃太郎伝説の鬼ヶ島」として観光誘致を行っている著名な島です。観光客や写真愛好家が撮影した「女木島の波打ち際から本州方面を望む夕景・荒天時の写真」がフリー素材サイトや個人ブログから無断転載され、怪談めいたキャプションを後付けされて拡散されていました。

2つ目は、近年の画像生成AI技術によって精巧に出力された「荒涼とした海辺の合成画像」です。MidjourneyやStable Diffusionなどの進化によって、現実には存在しない「どこか不穏で荒涼とした日本の海岸」が容易に生成できるようになりました。これに白黒加工やノイズフィルターを施すことで、あたかも「昭和期に撮影されたいわくつきの記録写真」であるかのように仕立て上げられていたのです。

つまり、特定の実在する事件現場や怪奇現象を捉えた写真ではなく、伝承地の実景あるいはAI画像にフィクションの文脈を接ぎ木したデジタル時代のハイブリッド都市伝説というのが、海の写真の決定的な真相です。

中川 明日香

中川 明日香

ビジネス戦略アナリスト

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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