皮膚科のダーモスコピーで判明!ほくろと皮膚がんの決定的な差
皮膚科のダーモスコピーで判明!ほくろと皮膚がんの決定的な差にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
ほくろの悩みを持つ人々の間で最も危険な誤解が、「邪魔なほくろは美容皮膚科のレーザーで手軽に取ってしまえば良い」という安易な判断です。美容クリニックでの自費レーザー治療は、組織を熱で蒸散・破壊してしまうため、病理組織検査(細胞の悪性度を調べる顕微鏡検査)を行うことができません。
もしその病変が初期のメラノーマや基底細胞がんであった場合、レーザーで表面だけを削り取った結果、深部に悪性細胞が残存し、数年後に広範囲への再発や遠隔転移を引き起こす医療事故が報告されています。皮膚科ほくろ切除保険適用による外科的手術であれば、切除した組織全体を病理検査に提出し、悪性細胞の有無や取り残しがないかを100%確定させることができます。自己判断で美容処置に走る前に、まずは保険診療の皮膚科でダーモスコピー検査を受けるのが鉄則です。
【プロの結論】受診すべき人・慎重に経過観察すべき人の判断基準
ご自身の皮膚の状態に合わせて、直ちに医療機関を受診すべきかどうかの判断基準を整理しました。
【今すぐ専門医を受診すべき条件】
- 成人の足の裏、手のひら、爪に新しく黒いシミや筋ができた
- 数か月〜半年でほくろのサイズが明らかに拡大した、または輪郭がギザギザしてきた
- 1つのほくろの中に、黒・茶・赤・青・白など複数の色が混ざり合っている
- 出血、じくじくした浸出液、潰瘍形成がある
- 家族や血縁者に悪性黒色腫の既往歴がある
【セルフチェックで慎重に経過観察して良い条件】
- 幼少期から存在し、大きさや色調に数年間一切の変化がない
- 直径が5ミリ未満で、均一な茶褐色かつ左右対称の綺麗な円形・楕円形をしている
- すでに皮膚科専門医によるダーモスコピー検査を受け、「良性母斑」と診断されている