虫歯で顔が腫れる原因と危険性|蜂窩織炎のリスクと緊急対処法
話題沸騰中の 虫歯で顔が腫れる原因と危険性|蜂窩織炎のリスクと緊急対処法について、多角的な視点をご紹介しています。
顔が腫れた患者がSNSや相談掲示板で一様に吐露するのが、「ロキソニンを規定量飲んだのに痛みが引かない」「バファリンもボルタレンも効かず夜も眠れない」という切実な声です。
なぜ市販の強力な消炎鎮痛剤が効かないのでしょうか。その理由は、密閉された顎骨の内部や筋膜の間隙に大量の膿(浸出液)が溜まり、組織内の内圧が極限まで高まっているためです。鎮痛薬は中枢神経系や局所のプロスタグランジン生成を抑制して痛覚をブロックしますが、物理的な圧力(膿による圧迫)そのものを下げることはできません。針を刺して膿を抜くような物理的減圧(切開排膿や根管の開放)を行わない限り、激しい拍動痛は治まらないのです。
また、「薬局で抗生物質を買って飲めば腫れが引くのでは」と考える人もいますが、日本国内において内服の抗生物質・抗菌薬はすべて医師・歯科医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。ドラッグストアや薬局で市販されている抗生剤(化膿止め)は外用軟膏のみであり、頬の上から塗っても深部の感染巣には一切届きません。ネット上の個人輸入代行などで見かける未承認の抗生物質は、適切な菌種の同定がなされていないうえ、耐性菌の産生やアナフィラキシーショックを引き起こすリスクが高く極めて危険です。