朝ドラ視聴率の光と影!歴代ランキングと大爆死から復活の真相
朝ドラ視聴率の光と影!歴代ランキングと大爆死から復活の真相にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
朝ドラの歴史は、低迷と復活を繰り返すドラマチックな変遷そのものです。2000年代後半、13〜15%台にまで落ち込み「朝ドラ枠の廃止論」すら囁かれた暗黒期を救い、奇跡のV字回復を果たした決定的な作品が2010年の『ゲゲゲの女房』でした。
この作品を機に、NHKは放送開始時間を従来の8時15分から「午前8時00分ちょうど」へと15分繰り上げる大改革を断行しました。民放各社の情報番組の隙間を突き、通勤・通学前の世帯を取り込むことに成功したこの編成戦略は大当たりし、視聴率は即座に20%の大台を回復したのです。
さらに、その後の復活劇を決定づけたのが以下の要素です。
1. 実在した魅力的な人物の一代記(モデル路線の強化)
『カーネーション』(2011年)の小篠綾子、『あさが来た』(2015年)の広岡浅子など、近代日本を逞しく切り拓いた実在の女性をモデルにした作品は、卓越した脚本力と相まって驚異的なヒットを記録。『あさが来た』は期間平均23.5%をマークし、今世紀最高の朝ドラとしてその名を刻みました。
2. ポップカルチャーと時代劇のハイブリッドによるSNS共感の醸成
2013年の『あまちゃん』は、平均視聴率20.6%という数字以上に、ネット上での大旋風を巻き起こしました。作中の小ネタや名台詞「じぇじぇじぇ」が毎朝SNSで考察され、視聴者同士がリアルタイムで盛り上がるという「ネット時代の朝ドラ視聴体験」を完全に定着させたのです。
落ち目と言われた枠であっても、「脚本の骨太さ」「実力派キャストの起用」「時代を捉えた共感性」という3条件が揃えば、瞬時に国民の関心を取り戻せることを歴史が証明しています。