喉がヒリヒリ痛む真相とは?熱なしの原因と危険なサイン・即効対処法
喉がヒリヒリ痛む真相とは?熱なしの原因と危険なサイン・即効対処法について押さえておきたい 注意点を厳選して解説いたします。
喉の違和感を覚えた際、自己流のケアでかえって病状をこじらせてしまう人が後を絶ちません。ネット上でまことしやかに語られる民間療法のなかには、医学的根拠を欠くばかりか有害になり得る誤解が潜んでいます。
最大の誤解が、「ポビドンヨードなどの強力な殺菌性うがい薬を頻回に使えば早く治る」という思い込みです。急性期のヒリヒリ感が出ている喉は、粘膜が荒れて上皮組織が傷ついている状態です。そこに強力な酸化力を持つポビドンヨードを流し込むと、病原菌だけでなく、組織修復を担う正常な細胞や、喉を守っている口腔内常在菌叢まで破壊してしまいます。日本呼吸器学会などの臨床データでも、日常的なポビドンヨードうがい群は水うがい群に比べて風邪の発症率が高かったという研究が存在するように、ヒリヒリ痛む急性期の殺菌うがいは粘膜損傷を加速させる危険因子です。
また、「清涼感のあるのど飴の常用」も諸刃の剣となります。メントール成分は一時的に痛覚受容体を麻痺させてスッキリ感を与えますが、組織の血流を収縮させ、唾液を過剰に蒸発させる性質があります。さらに、のど飴に含まれる大量の糖分は喉の乾燥を助長し、口腔内の浸透圧を変化させて炎症部位から水分を奪い去ります。喉のケアを目的とするならば、糖類ゼロやハーブエキス主体、あるいは医療用トローチの適正使用が鉄則です。