猫に噛まれた傷口の腫れ・化膿を徹底比較!重症化リスクと受診基準
猫に噛まれた傷口の腫れ・化膿を徹底比較!重症化リスクと受診基準にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
猫に噛まれた傷の経過は、一般的な擦り傷や切り傷とは全く異なります。見た目の変化と自覚症状から、現在の危険度を正確に把握することが肝要です。
【危険度:中】噛まれてから数時間〜翌日の初期症状(点状の出血と局所の赤み)
噛まれた直後は小さな点状の牙の跡(刺創)が見える程度で、出血も自然に止まることがあります。しかし、受傷後数時間から半日ほど経つと、刺し傷の周囲がドーナツ状に赤く盛り上がり、触れると熱を帯びてズキズキとした拍動性の痛みが始まります。傷口の表面が塞がっていても、内部では細菌感染がすでに進行しているサインです。
【危険度:高】受傷後24〜48時間の進行症状(広範囲の腫れ・化膿・リンパ節の腫れ)
傷口から黄色や白っぽい膿(うみ)がにじみ出てきたり、患部全体がパンパンに腫れ上がって皮膚の緊張感が増します。手や指を噛まれた場合、手の甲や前腕まで赤みが広がり、指を自力で曲げ伸ばしできなくなるほどの激痛が走ります。さらに、肘や脇の下のリンパ節が腫れて圧痛を伴い、微熱や悪寒などの全身症状が現れ始める段階です。
【危険度:極めて危険】重症化・合併症の兆候(組織の壊死・皮膚の変色・高熱)
感染が筋膜や腱鞘、関節腔にまで波及すると、傷口周囲の皮膚が赤黒い紫色や灰褐色に変色し始めます。これは局所の血流不全と細菌毒素によって皮下組織の壊死(えし)が始まっている極めて危険な初期症状です。38度以上の発熱、震え、強い倦怠感が出現した場合は、細菌が血流に乗って全身に広がる「敗血症」の恐れがあり、一刻を争う緊急事態となります。