旧支配者のキャロル歌詞と和訳を徹底解剖!狂気のクリスマス替え歌の真相
旧支配者のキャロル歌詞と和訳を徹底解剖!狂気のクリスマス替え歌の真相に関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。
「クリスマスになぜクトゥルフを歌うのか」という素朴な疑問を抱くリスナーは少なくありません。その発端を辿ると、熱狂的なラヴクラフト研究者およびクリエイターが集う米国の老舗団体H.P.ラヴクラフト歴史協会(The H.P. Lovecraft Historical Society: HPLHS)が2003年にリリースしたホリデーアルバム『A Very Scary Solstice(とても恐ろしい冬至祭)』に行き着きます。
キリスト教圏において、クリスマス(12月25日)の起源は古代ローマの冬至祭「ソール・インウィクトゥス(不敗の太陽神の祭り)」や北欧の「ユール」と密接に結びついています。HPLHSの創設者であるショーン・ブラニー氏とアンドリュー・リーマン氏らは、この「夜が最も長い日に異教の神々を祝う」という歴史的習俗に着目。ラヴクラフト作品に頻出する「冬至の夜に行われる邪教の儀式」とクリスマスキャロルを融合させるという、極めてアカデミックかつ狂気的な発想からクトゥルフ クリスマス 替え歌のプロジェクトを始動させました。
そのアルバムのリードトラックとして制作されたのが『旧支配者のキャロル(Carol of the Old Ones)』です。既存のキャロルをただ下品に変えるのではなく、本職の合唱団とオーケストラを起用し、荘厳なクラシックコーラスとしてレコーディングされた本曲は、発表直後から世界中のコズミック・ホラーファンの心を捉えました。彼らにとって、冬至はキリストを待つ日ではなく、「星辰が正しい位置につき、ルルイエの底からクトゥルフが浮上する日」に他ならなかったのです。