充電式カイロの発火原因と危険な兆候|買ってはいけない粗悪品の見分け方

話題沸騰中の 充電式カイロの発火原因と危険な兆候|買ってはいけない粗悪品の見分け方について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

ネット上の情報や購入ガイドを見ると、「PSEマークが付いているものを選べば安心」という記述が定型文のように並んでいます。しかし、ここに消費者が陥りやすい最大の落とし穴が潜んでいます。

まず押さえるべき事実は、モバイルバッテリー機能を持たない純粋な「充電式カイロ単体」の場合、電気用品安全法上の規制対象外となるケースが存在する点です。給電機能を備えた2in1タイプは法的にモバイルバッテリーとして扱われ、PSE(丸型)の表示が義務付けられますが、カイロ単機能製品の中には法規制のグレーゾーンを突いて安全評価を経ずに流通しているものが存在します。

さらに深刻なのは、マーク自体の信頼性です。PSEの「丸型マーク」は、事業者が自らの責任で安全基準適合を確認して届け出る「自己確認(自主検査)」が基本制度となっています。そのため、海外の悪質な製造業者が正規の適合性試験を行わず、外装ケースに無断でマークを印刷しただけの「偽装PSE」が大手通販モールに堂々と出回っているのが実情です。

PSEマーク確認を行う際は、記号の有無を見るだけでは不十分です。法令に基づき、マークの直下または隣接位置に「届出事業者名(または登録商標)」および「定格電圧・定格容量」が日本語で明瞭に印字されているかを確認しなければなりません。輸入代理店の実態が不明な英字の羅列であったり、連絡先が国内に存在しないペーパーカンパニーである場合、その表示は形骸化していると判断すべきです。

また、「国内メーカー」「日本製」を謳う広告にも注意が必要です。実際には「設計や企画が日本」であって、心臓部であるリチウムイオンセルは海外のノーブランド工場で製造された低品質な再生セル(中古バッテリーから取り出したセルを再利用したもの)が組み込まれているケースが後を絶ちません。粗悪品の見分け方としては、相場を大きく下回る千円台前半の価格設定、極端に不自然な日本語レビューの密集、PSE事業者名が検索しても国税庁法人番号公表サイトにヒットしない、といった項目を厳重にチェックする必要があります。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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