新生児が寝てる時にうなる!苦しそうな原因は?危険な兆候と対処法を徹底解説
新生児が寝てる時にうなる!苦しそうな原因は?危険な兆候と対処法を徹底解説の詳細について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
大人から見れば「苦悶の表情」にしか見えない赤ちゃんの姿ですが、医学的なメカニズムを紐解くと、そこには赤ちゃんの未熟な身体が環境に適応しようと奮闘している姿が浮かび上がります。新生児が寝ながらうなる原因の筆頭として挙げられるのが、国際的な消化器診断基準(Rome IV)にも明記されている「乳児いきみ症(Infant Dyschezia)」です。
大人は排便や排ガスを行う際、無意識のうちに腹圧をかけつつ、肛門の筋肉(骨盤底筋群)を緩めて出口を開くことができます。ところが、生後数週間から生後2〜3ヶ月頃の赤ちゃんは、神経系が未発達なため「お腹に力を込める」動作と「肛門を緩める」動作を同時に連動させることができません。出口をキュッと閉めたまま一生懸命にお腹を力ませるため、結果として新生児うなり声苦しそうな理由そのものである「全身を硬直させ、顔を真っ赤にしてうなる」という状態に陥ります。この状態は便秘と混同されがちですが、排便された便自体が柔らかければ、病気ではなく正常な学習ステップです。
もう一つの決定的な要因が、新生児レム睡眠呼吸の乱れです。成人の場合、睡眠全体に占める浅い眠り(レム睡眠)の割合は約20〜25%ですが、新生児期は睡眠の約50%がレム睡眠で占められています。レム睡眠中の新生児は脳が活発に活動しており、声帯の筋肉が収縮したり、不規則な呼吸(周期性呼吸)を繰り返したりします。寝息を立てていたかと思えば急に息を止め、次の瞬間に「フゴッ」「ウーン」と唸りながら手足を震わせるのは、浅い眠りの中で脳と神経回路が急ピッチで配線工事を行っている証拠に他なりません。