協働的な学びとは?グループワークとの違いや授業実践を徹底解剖
協働的な学びとは?グループワークとの違いや授業実践を徹底解剖とはどのようなものなのか? 専門的な分析を整理してお届けします。
協働的な学びを論じる上で不可欠なのが、「個別最適な学び」との関係性です。一見すると「1人で没頭する個別学習」と「みんなで進める協働学習」は相反するベクトルのように映ります。しかし、中央教育審議会答申が強く打ち出したのは、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」という統合的なアプローチでした。
個別最適な学びには、児童生徒一人ひとりの理解度や興味関心に応じた「指導の個別化」と「学習の個性化」の2つの側面があります。自らのペースで課題と向き合い、深く掘り下げた独自の問いや仮説を持つからこそ、協働の場に持ち寄ったときに豊かな摩擦と対話が生まれます。個人の探究が浅いまま協働させても薄い意見の交換で終わり、逆に他者との協働がなければ独善的な理解に偏るリスクが生じます。この二つの学びは独立して存在するのではなく、授業の中でシームレスに行き来する「スパイラル構造」を描くのが理想とされています。