ウィスク検査の数値に惑わされるな!子どもの才能を伸ばす新常識
ウィスク検査の数値に惑わされるな!子どもの才能を伸ばす新常識にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
国内の教育・医療現場における知能評価のスタンダードは、大きな転換点を迎えている。日本国内で検査用具の刊行・標準化を担う株式会社日本文化科学社から刊行されたWISC-V知能検査の普及が進み、従来のWISC-IV知能検査で捉えきれなかった認知的特性が、より微細な解像度で可視化されるようになった。
WISC-IV知能検査では「言語理解」「知覚推理」「ワーキングメモリー」「処理速度」という4つの主要指標で構成されていたが、WISC-V知能検査では知覚推理が「視空間指標」と「流動性推理指標」の2つへ明確に分離・再編された。この変化は極めて大きい。視覚的な空間構成能力と、未知の課題に対して論理的に法則を見出す能力を切り離して評価できるようになったことで、「図形を模写するのは苦手だが、パズルの法則性を見抜くのは抜群に早い」といった、以前は捉えにくかった複雑な認知的特徴の背景が鮮明に浮かび上がる。