タイヤの屋外保管は危険?寿命を縮めるNg行為とプロ推奨の正しい防衛術
タイヤの屋外保管は危険?寿命を縮めるNg行為とプロ推奨の正しい防衛術に関する基本知識を徹底的にまとめました。詳細を読もうことができます。
タイヤの保管方法において、インターネット上で最も誤解が多いのが「縦に積むべきか、平積みにすべきか」という問題です。タイヤ保管縦置き横置きの違いは、タイヤ内部にホイールが組み込まれているかどうかで物理的に真逆の対応が求められます。
ホイール付きタイヤの場合は「横置き(平積み)」が鉄則です。ホイールを装着した状態では1本あたり15〜25kg前後の重量があり、これを縦置きにすると接地面のわずかな面積に全荷重が集中します。長期間その状態が続くと接地面が平らに潰れる「フラットスポット」が発生し、走行時に激しい振動を起こす原因になります。平積みにすることで全体の加重をサイドウォールとホイール全体で均等に分散させることができます。
一方、ホイールを外したタイヤ単体の場合は「縦置き」が基本となります。内部を支えるホイールがない状態で横積みに重ねると、一番下のタイヤのビード部(ホイールと密着するリム部分)が押し潰され、いざ再装着しようとした際に空気が充填できなくなる変形事故が発生するためです。
さらに見落とされがちなのが、タイヤ屋外保管ホイール付き空気圧の調整です。装着時の規定圧(通常2.0〜2.5bar程度)のまま数カ月間保管すると、内圧による引張応力がゴムにかかり続け、経年劣化のスピードを早めます。保管時は規定空気圧の半分程度(約1.0〜1.2bar)まで空気を抜くことで、コードの緊張を緩和させてゴムの疲労を抑えるのがプロの現場における常識です。