ラスキアイスプッラ完全解剖!セムラとの違いと本場派閥争いの真相
ラスキアイスプッラ完全解剖!セムラとの違いと本場派閥争いの真相の注目ポイントを丁寧に掘り下げてご紹介します。
フィンランドの街頭ベーカリーや家庭の食卓にラスキアイスプッラが並び始めるのは、寒さが最も厳しい1月下旬から3月上旬にかけての時期です。この菓子パンは、キリスト教の復活祭(イースター)に向けた断食期間に入る直前、キリストの受難を前に栄養を蓄える祝祭「ラスキアネン(Laskiainen: Shrovetide / 謝肉祭)」の伝統食として誕生しました。
現地の民俗行事において、ラスキアネンの日には子どもから大人までがソリ滑りを楽しむ風習があります。「ソリの滑走距離が長いほど、その年の亜麻(リネン)が長く豊作に育つ」という古い言い伝えがあり、雪山で元気に遊んだ後に冷えた体を温め、エネルギーを補給するために熱い豆スープ(Hernekeitto)と甘いラスキアイスプッラを食べるのがフィンランドの冬の定番風景です。
フィンランドにおいて「プッラ(Pulla)」とはカルダモンを練り込んだ菓子パン全般の総称であり、シナモンロールとして知られるコルヴァプースティ(Korvapuusti)や、中央にバターと砂糖を詰めたヴォイシルマプッラ(Voisilmäpulla)、カッテージチーズを使ったラフカプッラ(Rahkapulla)など多彩な種類が存在します。その中でもラスキアネンの時期にしか登場しない特別な存在こそが、このラスキアイスプッラなのです。