剣道の技全体系と一本の真実|仕掛け・応じの極意から実戦攻略まで
剣道の技全体系と一本の真実|仕掛け・応じの極意から実戦攻略までの全貌を分かりやすくまとめてご紹介します。
高校・大学や実業団などのハイレベルな試合において、勝敗を分ける決定打の多くは応じ技から生まれます。相手の打突スピードを逆利用するため、破壊力と審判へのアピール度(見栄え)が極めて高くなります。
1. 相手の出頭を叩く最高峰の技「出ばな面・出ばな小手」
相手が「打とう」と決意して身体が前へ動いた瞬間(出ばな)を狙い撃つ技です。相手の攻撃動作の起こり頭を捉えるため、タイミングが合えば最も美しく強烈な一本となります。出ばな面を成功させるコツは、相手に「面を打たなければ打たれる」と思わせる強い中心への攻め込み(プレッシャー)にあります。
2. 相手の剣先を流して斬り落とす「返し胴(面返し胴)」
相手の面打ちを竹刀の表または裏で受け止め、手首を返しながら滑らかに相手の右胴(または左胴)を薙ぎ斬る技です。返し胴で旗を上げるポイントは、竹刀で受ける際に身体を固めず、体さばきを使って相手の突進力を逃がしながら胴の刃筋を正しく通すことです。
3. 軌道をすり抜けて打つ「すり上げ技」「打ち落とし技」
相手の竹刀を半円を描くようにすり上げて隙を作り打つ「面すり上げ面」「小手すり上げ面」、あるいは相手の竹刀を上から斜め下へ叩き落として即座に打つ「打ち落とし面」など、相手の剣先を無力化する高度な技術体系が存在します。