二酸化炭素の集め方、実は罠あり!水上置換Vs下方置換の正解を徹底解説
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中学理科で学習する「気体の発生と捕集」を体系的に整理するため、代表的な気体の集め方3種類と、二酸化炭素が持つ固有の性質を一覧表にまとめました。試験で問われるポイントを網羅して比較します。
気体の集め方適用条件(気体の性質)メリット・デメリット主な対象気体と二酸化炭素の適性水上置換法水に溶けにくい、または水に少ししか溶けない気体【長所】空気が混ざらず純度が高い、溜まった量が視認可能
【短所】水に非常によく溶ける気体には使えない水素・酸素・窒素・二酸化炭素
※二酸化炭素の最優先推奨法下方置換法水に溶けやすく、空気より密度が大きい(重い)気体【長所】水に溶ける気体でも捕集可能
【短所】空気が混ざりやすい、捕集完了の確認が必要塩素・塩化水素・二酸化窒素
※二酸化炭素も捕集可能だが純度は落ちる上方置換法水に溶けやすく、空気より密度が小さい(軽い)気体【長所】水溶性の軽い気体を安全に集められる
【短所】空気が混ざりやすく、瓶の口を下に向ける操作が必要アンモニア
※二酸化炭素には絶対に使用不可(空気より重いため底から漏れ出る)
上方置換法との違いに目を向けると、気体の密度判断の重要性がよく分かります。空気の平均分子量を約28.8としたとき、二酸化炭素の分子量は約44、アンモニアは約17です。空気より重い二酸化炭素は下方に沈む性質を持つため、逆さまにした容器の上部に留まることは物理的に不可能です。気体の集め方を判断する際は、まず「水に溶けるかどうか」で水上置換法を選別し、水に溶けて水上置換法が使えない場合にのみ「空気と比べた密度の高低」で上方・下方を切り替える、という2段階の思考ルートを確立することが鉄則です。