『地獄の黙示録』狂気の撮影秘話と難解な結末の真相|名作の裏側を解剖
『地獄の黙示録』狂気の撮影秘話と難解な結末の真相|名作の裏側を解剖に関する最新のニュースを速報でお届けします。関心のある方は必見です。
半世紀にわたり語り継がれる中で、ネット上にはいくつかの誤解や都市伝説が定着しています。映画ジャーナリズムの観点から、代表的な3つの誤認を正しておきます。
第一に、「コッポラは本作の失敗で完全に破産した」という誤解です。確かに撮影中の予算超過によって個人資産を抵当に入れ、私財破産の危機に瀕したのは事実です。しかし、1979年に公開されるや世界中で大ヒットを記録し、全世界興行収入は1億5000万ドルを突破。コッポラは投資した資金を全額回収し、莫大な利益を手にしました(彼が本格的に財政破綻へ追い込まれるのは、その後に製作した1982年の映画『ワン・フロム・ザ・ハート』の歴史的興行惨敗によるものです)。
第二に、「本物の人間の死体が撮影に使われた」という噂の真相です。カーツ王国のセットに転がる死体の一部に、現地の墓荒らし業者が持ち込んだ本物の遺体が混ざっていたのは事実です。警察が現場に突入し、クルー全員が身柄拘束や取り調べを受ける騒動に発展しましたが、撮影クルーが意図して調達したものではなく、現地のプロップ調達者が勝手に持ち込んだトラブルでした。問題の遺体は警察によって適切に埋葬され、即座に現場から撤去されています。
第三に、「エンディングで寺院が爆破されるのが正式な結末である」という混同です。一部の初期クレジット版やビデオ版の背景で流れた王国爆破シーンは、フィリピン政府の要請で撮影終了後にセットを破棄しなければならず、その解体爆破をストラーロがマルチカメラで美しく記録しただけの映像でした。コッポラ本人は「ウィラードが空爆を要請した」と誤解されることを極度に嫌い、その後の正規バージョンでは一貫して爆破フッテージを排除しています。