サキソニーとは?秋冬定番生地の特徴やフランネルとの違いをプロが解説

サキソニーとは?秋冬定番生地の特徴やフランネルとの違いをプロが解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

「秋冬の起毛スーツ素材」として混同されやすいサキソニー、フランネル、ツイードですが、原料となる糸の紡績方法や仕立て上がりの表情は明確に異なります。それぞれの決定的な違いを以下の比較データに整理しました。

項目サキソニーフランネル(フラノ)ツイード使用する糸梳毛糸(長繊維・平滑)紡毛糸(短繊維・膨らみ)太番手の紡毛糸(粗野)生地の目付(目安)約280〜340g/m(中肉)約340〜420g/m(肉厚)約380〜550g/m(極厚)表面の質感・光沢うっすら微起毛・上品な光沢ありしっかり起毛・マットで温厚ザラつき・凹凸感・無光沢フォーマル度高(厳格なビジネス対応可)中(クラシック・ビジカジ)低(カントリー・休日向け)着用時の体感軽やかで滑らかな肌触りふっくらと包まれる暖かさ防風性重視・やや硬い着心地

最も大きな分岐点は「糸のつくり(梳毛か紡毛か)」にあります。フランネルは短い羊毛を紡いだ紡毛糸を使い、強く縮絨をかけてフェルト状にするため、毛足が長くほっこりとした質感になります。一方のサキソニーは、細長い梳毛糸をベースに控えめな起毛にとどめているため、スーツとしての構築的なシルエットを崩さず、スマートな印象を維持できるのです。

山崎 陸

山崎 陸

ガジェット&アプライアンスライター

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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