なぜ1日2万個も?主婦の店さいち名物おはぎの秘密と混雑回避法を徹底解説

なぜ1日2万個も?主婦の店さいち名物おはぎの秘密と混雑回避法を徹底解説の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でまとめました。

主婦の店さいちの代名詞といえば、パックがずっしりと重く沈む「手作りおはぎ」です。初めて手にした人が一様に驚くのは、その重厚な存在感です。一般的な和菓子店のおはぎが1個あたり80〜100グラム程度であるのに対し、さいちのおはぎは1個あたり約130〜150グラム。しかも、中のもち米を包み込むあんこの厚みが尋常ではありません。もち米とあんこの黄金比率は、なんと「約1対2」。米を食べるというより、上質なぜんざいをすくって食べているかのような贅沢なあんこ体験が口いっぱいに広がります。

しかし、なぜこれほど巨大でありながら、年配の温泉客から若い観光客までペロリと2個、3個と平らげてしまうのでしょうか。その人気の秘密は、徹底して計算された「飽きのこない塩味と甘みのバランス」にあります。創業者夫妻が幾度とない試行錯誤の末に生み出した門外不出の配合は、砂糖の甘さをギリギリまで抑え、ほんのりとした塩気を効かせることで、小豆本来の豊かな風味を最大限に引き出しています。保存料や着色料、人工甘味料といった食品添加物は一切不使用。朝早くから職人たちが大釜で丁寧に炊き上げるあんこは、艶やかでみずみずしく、翌日には固くなってしまうほど繊細です。

メディアの取材資料や創業者の手記によれば、このおはぎはもともと、かつて近隣に大型店が進出し、経営危機に瀕したさいちが「近所のお年寄りや主婦が毎日食べたくなるお惣菜を作ろう」と一念発起して開発したものでした。特別な高級素材を使っているわけではありません。北海道産小豆と宮城県産宮城米を用い、家庭の台所で作る温もりを極限まで磨き上げたからこそ、時代や世代を超えて愛される唯一無二の味わいへと結実したのです。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest