マグニチュード8で何が起きる?震度との違いと被害想定・命を守る備え
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地震のニュースで頻繁に耳にする「マグニチュード(M)」と「震度」ですが、この2つの概念を混同しているケースは少なくありません。端的に整理すると、マグニチュードは「地震そのものが放出したエネルギーの規模」を示す絶対的な指標であり、震度は「特定の観測地点における揺れの強さ」を示す相対的な指標です。電球に例えるならば、マグニチュードは電球の明るさ(ワット数)そのものであり、震度は電球から離れた手元の明るさに相当します。
マグニチュードの最も恐ろしい特徴は、数値が「1」増えるだけでエネルギーが約31.6倍(約32倍)に跳ね上がる対数スケールを採用している点です。つまり、マグニチュード8のエネルギー比較を行うと、M7クラスの地震約32回分、中規模とされるM6クラスの地震に対しては約1000回分のエネルギーが一気に解放される計算になります。
マグニチュード8における震度の現れ方は震源の深さや距離によって変化しますが、内陸浅い場所やプレート境界で発生した場合、震源域の真上に位置する広範囲の地域で気象庁震度階級の最高レベルである震度7または震度6強を記録します。震源から数百キロメートル離れた遠方であっても、地盤の軟弱な平野部では震度5強から6弱の強い揺れに見舞われるため、被害エリアは一自治体にとどまらず複数の都道府県にまたがります。