お盆のお膳の並べ方と献立マナー完全版!箸の向きと下げる時期を徹底解説
話題沸騰中の お盆のお膳の並べ方と献立マナー完全版!箸の向きと下げる時期を徹底解説について、詳しいまとめをご紹介しています。
仏壇のお膳を巡って家庭内で最も頻繁に生じる摩擦が、「親戚の家では豪華なお膳を出していたのに、なぜ我が家はやらないのか」「実家と嫁ぎ先で話が全く合わない」という宗派間ギャップです。主要な宗派におけるお膳の扱いや配置の相違点を下表にまとめました。
浄土真宗でお盆のお膳がいらない決定的な理由
日本国内の仏教徒で最大の信徒数を抱える浄土真宗において、「お盆にお膳を供えてはいけない」「お膳は不要」とされる背景には、宗祖・親鸞が説いた教理の根幹があります。
他宗派では「亡くなった人は死後も霊魂として存在し、四十九日やお盆の時期に現世へ戻ってくるため、空腹を満たす食事(御霊供膳)を供えて供養する」と考えます。しかし、浄土真宗の教えでは、阿弥陀如来の他力本願により、亡くなった人は現世での命を終えると同時に極楽浄土へ往生し、すでに仏(阿弥陀仏の救いを得た存在)となっていると捉えます(往生即成仏)。
迷える霊魂としてこの世を彷徨っているわけではないため、現世の遺族が食事を差し入れて追善供養を行う必要自体がありません。そのため、浄土真宗のお盆では、お膳ではなく「仏飯器(ぶっぱんき)に盛ったご飯」と「落雁(お華束)」などを阿弥陀如来への感謝の印として供えるのが正式な作法です。「お膳を出さないのは手抜きではないか」と親戚から非難されるケースが見られますが、これは完全な宗教的誤解です。