国道308号・暗峠はなぜ危険?最大傾斜37%の酷道と走破の現実
国道308号・暗峠はなぜ危険?最大傾斜37%の酷道と走破の現実の詳細について、最新情報を取りまとめてご紹介します。
国道308号の代名詞とも言えるのが、大阪側の東大阪市枚岡地区から暗峠頂上へ向かう区間に現れる最大傾斜約37%(角度換算で約20度以上)の急坂です。一般的なスキー場の上級者コースに匹敵する角度であり、運転席からは前方の路面が見えず、空しか視界に入らない錯覚に陥るほどの威圧感を放ちます。
スリップを防ぐために路面には丸い窪みが刻まれた特殊なコンクリート舗装(Oリング舗装)が施されていますが、雨天時や落ち葉の積もる季節には駆動輪が空転する危険が跳ね上がります。なぜこのようなルートが国道に指定されたのかというと、歴史的に大阪と奈良を最短距離で結ぶ最短路(暗越奈良街道)であり、1970年の指定当時、山岳バイパスとしての整備を視野に入れつつも、地形の険しさと用地問題から大規模改良が見送られてきた経緯があるためです。