西尾市一色町の完全ガイド!絶品うなぎの歴史から2026年観光へ
西尾市一色町の完全ガイド!絶品うなぎの歴史から2026年観光へにまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。
一色町の精神文化を象徴する行事として、全国の歴史・祭りファンから熱い視線を注がれているのが「三河一色大提灯まつり」です。一色町宮脇に鎮座する三河一色諏訪神社で毎年8月下旬(第4土曜・日曜)に斎行されるこの神事は、愛知県の無形民俗文化財にも指定されています。
2026年(令和8年)の開催概要としても、例年通り8月第4週の週末を中心に大規模な斎行が予定されています。境内には、全長約6メートルから10メートルにも及ぶ6組12張の巨大な提灯が吊り下げられます。その大きさは畳数十枚分に匹敵し、胴体部分には神話や歴史絵巻、武者絵が見事な筆致で極彩色に描かれています。
祭りの起源は永禄年間(16世紀半ば)まで遡ります。当時、海から上陸して田畑や人身を荒らしていた魔神や海魔を鎮めるため、篝火(かがりび)を焚いて祈願したことが始まりと伝えられています。やがて江戸時代に入り、篝火は提灯へと姿を変え、各町内が技術と財力を競い合うように提灯を大型化させていきました。
祭りの最高潮を迎えるのは、初日の夕刻に行われる「献灯の儀(火入れ)」です。大提灯の内部に職人が入り、長さ1メートルを超える巨大な和ろうそくに一本一本火を灯していきます。日暮れとともに漆黒の闇のなかにぼうっと浮かび上がる巨大な光の柱と、そこに浮かび上がる英雄たちの武勇伝は、息をのむほど荘厳で幽玄な光景です。提灯の破損を防ぐため雨天時は掲出が見送られる場合があるため、最新の気象情報と公式発表の確認を怠らないことが現地鑑賞の秘訣です。