日本の国旗に似てる国はなぜ?パラオやバングラデシュの親日説の真相を徹底解説

日本の国旗に似てる国はなぜ?パラオやバングラデシュの親日説の真相を徹底解説とはどのようなものなのか? 主要なファクトを丁寧に紐解いて紹介します。

太平洋に浮かぶ島国パラオの国旗は、青い海を思わせる鮮やかな水色に、くっきりとした黄色い丸が描かれています。日本のネット空間では長年、「日本統治時代への感謝から日の丸を真似た」「太陽である日本に配慮して月(黄色)にし、中心からずらした」という言説が美談として語られてきました。しかし、この説は歴史的な事実とは異なる後付けの創作エピソードです。

公募による決定と考案者ジョン・ブラウ・スケボング氏の証言

パラオの国旗は、1979年に開催された公式デザインコンテストによって決定されました。全130点以上の応募作の中から選ばれたのは、地元出身のジョン・ブラウ・スケボング(John Blau Skebong)氏の作品です。 スケボング氏は後年のインタビューや記録において、「日本の国旗を真似て作ったわけではない」と明確に語っています。彼が込めた本来の象徴的意味は以下の通りです。 * 水色の地:パラオを包み込む太平洋の海と、独立と主権の自由 * 黄金色の円:夜空を照らす「満月」 パラオの伝統文化において、満月は極めて神聖な意味を持ちます。古くからパラオの人々は、満月の夜に農作物の収穫や漁を行い、村人たちが広場に集まって祭りや話し合いを開いてきました。満月は「平和」「愛」「豊穣」「団結」の究極のシンボルなのです。

なぜ丸が左(旗竿側)に寄っているのか?

「日本に遠慮して丸を中央からずらした」という説も事実無根です。黄色い満月が旗竿側に少し偏って配置されている理由は、純粋な旗章学上の視覚効果(フラッグ・オプティクス)に基づいています。 旗はポールに掲揚されて風になびく際、先端(右側)が激しく揺れ動くため、幾何学的に中央に円を置くと視覚的に右へ引っ張られて見えてしまいます。あらかじめ旗竿(左側)に円を寄せて配置しておくことで、風が吹いて旗がはためいた瞬間に、見る人の目に円がちょうど中央にあるように美しく映る計算が施されているのです。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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