唾を飲み込むと喉が痛い原因と治し方|片側の激痛や熱なしの危険度
唾を飲み込むと喉が痛い原因と治し方|片側の激痛や熱なしの危険度を徹底追究! 知っておきたい 重要ポイントを凝縮して配信します。
唾液を飲み込む動作(嚥下)は、咽頭や喉頭の筋肉が協調して動く複雑な反射運動です。この粘膜組織に炎症や潰瘍、腫脹が生じると、筋肉の収縮に伴って神経終末が強く刺激され、鋭い嚥下痛が生じます。痛みの現れ方によって、背後に潜む疾患の性質をある程度推測することが可能です。
特に注意すべきなのが唾を飲み込むと喉が痛い片側だけの症状です。両側が均等に痛む一般的な風邪とは異なり、左右どちらか一方に激痛が偏る場合、口蓋扁桃の深部に炎症が及ぶ扁桃炎や、さらに炎症が悪化して膿が溜まる扁桃周囲膿瘍の初期症状が強く疑われます。この状態を放置すると気道を圧迫し、呼吸困難に陥る危険性があります。
一方で、唾を飲み込むと喉が痛い熱なしというケースも頻繁にみられます。発熱がないからといって軽症とは限りません。初期のウイルス感染症をはじめ、声の出し過ぎによる機械的刺激、さらには胃酸が食道から咽頭まで逆流して粘膜を焼く咽喉頭酸逆流症(逆流性食道炎の関連病態)、アレルギー性鼻炎に伴う後鼻漏による炎症など、非感染性の要因も考えられます。また、痛む位置が喉の中心ではなく「唾を飲み込むと痛い喉仏の横」である場合、甲状腺の炎症(亜急性甲状腺炎)や頸部リンパ節炎が痛みの発生源になっていることも珍しくありません。