マクドナルド店舗数は今何店?激減の真相と2026年最新動向を追う

マクドナルド店舗数は今何店?激減の真相と2026年最新動向を追うの疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。

約900店舗もの店舗が姿を消した事実は、一見すると経営の危機や退潮に見えます。しかし、業界アナリストや外食流通記者の間では、この「大量閉店」こそが現在の強固な収益基盤を作り出した主因と位置づけられています。

2010年代前半から敢行された大量閉鎖の対象となったのは、主に「サテライト型」と呼ばれる小型店舗でした。スーパーの片隅や駅構内の極小スペースに出店していたこれらの店舗は、席数が極めて少なく、厨房機器の拡張も難しいため、フルメニューの提供や迅速なオペレーションに限界を抱えていました。

転機となったのは2014年から2015年にかけて発生した期限切れ鶏肉問題や異物混入事案です。赤字に転落した同社は、130店舗を超える不採算店舗の即時閉鎖と、既存店舗の大規模リニューアルを断行しました。当時の経営陣は、自著やメディア会見で「お客様の信頼を取り戻すためには、妥協した店舗環境を根本から見直すしかなかった」と述懐しています。

この危機を契機に進められたのが、以下の3つの構造転換です。

  • ドライブスルー併設店舗割合の引き上げ:地方や郊外のロードサイドを中心に、敷地面積の広い単独店舗へ資本を集中。全店舗の約55%以上(1,600店舗超)がドライブスルー対応となり、雨天時や夜間でも安定した客数を獲得。
  • 厨房能力(キャパシティ)の拡張:小型店の狭い厨房では対応できなかったピーク時の注文数を捌くため、最新の調理ライン「メイド・フォー・ユー」を進化させ、オーダー処理能力を倍増。
  • デジタル統合(モバイルオーダーとデリバリー):専用アプリからの事前注文・決済、マックデリバリーや出前館、Uber Eatsとの連携を前提とした動線設計を実施。

客席の回転だけに依存していたビジネスモデルから、店内飲食・テイクアウト・ドライブスルー・デリバリーの「4本柱」で稼ぐハイブリッド型へ移行したことで、店舗数は約25%減少したにもかかわらず、全店売上高は過去最高を更新するという劇的なV字回復を実現させました。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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