庭木のひこばえは切るべき?放置で枯れる原因と正しい剪定法
庭木のひこばえは切るべき?放置で枯れる原因と正しい剪定法の疑問点について、最新情報を詳しくお届けします。
ひこばえの再発を防ぎ、親木へのダメージを最小限に抑えるためには、適切な道具選びと切断技術が欠かせません。
最適な剪定時期
ひこばえ処理の原則は「見つけ次第、小さいうちに速やかに切る」ことです。木質化して太くなる前(初夏〜夏)であれば、樹木への負担も少なく、手でかき取ることも可能です。なお、太くなってしまった枝を整理する場合は、樹液の流動が落ち着く落葉期・休眠期(12月〜2月頃)に本格的な剪定を行うのが安全です。
きれいに処理する3つの手順
- 株元の土を少し掘り下げる:地表から出ている部分だけで切ると、地中に残った付け根から再び芽吹いてしまいます。スコップや移植ゴテで株元の土を数センチ掘り、ひこばえの発生基部(親木の根や幹との接続部)を露出させます。
- 付け根から隙間なく切り落とす:剪定バサミの刃の背側を親木の幹にぴったりと当て、段差や突起を残さないよう平らに切り落とします。太い場合は細刃の剪定ノコギリを使用します。
- 癒合剤を塗布して埋め戻す:切り口の直径が1cm以上ある場合は、雑菌の侵入や水分の蒸散を防ぐため、トップジンMペーストなどの「癒合剤」を塗布し、乾いてから土を埋め戻します。
剪定したひこばえを活用する「挿し木」の手順
切除したひこばえは生命力に満ちており、細胞分裂が盛んなため、挿し木(挿し芽)の穂木として極めて高い発根率を誇ります。お気に入りの庭木を増やしたい場合は有効な活用法となります。
- 切り取ったひこばえの比較的しっかりした部分を10〜15cm程度にカットする。
- 下葉を落とし、切り口を斜めにカットして1時間ほど水揚げする。
- 赤玉土(小粒)や鹿沼土などの無菌の用土に挿し、半日陰で乾燥させないよう管理する。
- ※ただし、接ぎ木品種の台木から出たひこばえを挿し木しても親木と同じ花・実はつかないため注意してください。
庭木手入れにおける今後のひこばえ予防策
ひこばえを根本的に減らすためには、発生しにくい土壌環境を整えることが肝要です。株元への直射日光を適度に遮るためバークチップや腐葉土によるマルチングを施すと、地際の潜伏芽への光刺激を抑えられます。また、過度な強剪定を避け、毎年少しずつ間引く計画的な剪定を心がけることで、ホルモンバランスの乱れを防ぐことができます。